水産
- 鈴木 将平
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環境農政局
農水産部水産課
技師
キャリア
- 2018年
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入庁
水産技術センター栽培推進部 技師 - 2021年
- 水産課
業務内容
「豊かな海」を守り「安全・安心な水産物」を提供することを目的として、水産振興施策の企画・立案や、水産資源の管理、栽培漁業の推進、漁業調整・取締り、漁業協同組合の指導、漁業就労支援等を行います。
研究部門では、東京湾及び相模湾の水質や資源等の調査研究、定置網の漁業技術改良等の調査研究、水産物の新たな加工利用技術等の調査研究、さらには、水域環境の保全に関する研究や、河川や湖沼の水産生物に関する調査研究等を行います。
また、これらの調査研究の結果等を基に、直接、漁業者等に接して、新しい技術や知識の普及・指導等を行います。
主な配属先
水産課、水産技術センター、水産技術センター内水面試験場、水産技術センター相模湾試験場、地域県政総合センターなど
MOVIE職種紹介動画
主な勤務地
- 1県庁
- 2水産技術センター
- 3水産技術センター内水面試験場
- 4水産技術センター相模湾試験場
- 5東部漁港事務所
- 6西部漁港事務所
- 7横須賀三浦地域県政総合センター農政部
- 8湘南地域県政総合センター農政部
- 9県西地域県政総合センター農政部
SCHEDULE
1日のスケジュール
- どのような業務を行っていますか?
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県内漁業協同組合に対して指導等
を行っています。県内にある31の漁業協同組合(以下「漁協」)に対し、水産業協同組合法に基づき、組合運営等について指導をしています。
また、漁業者が漁業の操業方法を改善したり、新規に漁業を開始する際の資金の貸付に関する事務を行っています。
- 業務の魅力は?
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水産業に係る全ての仕事を経験できます。
県内の水産業全般に関わることができるのが大きな魅力です。水産行政として、漁協への指導や各種の許認可を行ったり、直接漁業者の皆さんに対して漁業経営に役立つ技術や知識を普及指導する現場業務のほか、研究機関では調査船に乗り魚類や海水の状況等の調査、魚類等の飼育や放流、海に潜って磯焼けの調査も行います。
スーツを着てのデスクワークから”ウェット”スーツを着て海や川の中まで調査したりと水産業に係る全ての仕事を経験できることは素晴らしく、やりがいを感じます。
- やりがいを感じた瞬間は?
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東日本初の
クマエビ稚エビ生産成功。最初に配属された水産技術センターで、クルマエビの近縁種であるクマエビの採卵と稚エビの生産に成功したことです。前任者から引き継いで研究をし、5年目にして努力が実を結び、新聞にも取り上げられ、大変嬉しかったです。
また、それまで試行錯誤した日々は大変やりがいも感じましたし、仮説が成功につながった瞬間の喜びは忘れられません。ふ化した幼生が稚エビへと変わっていく姿にワクワクした毎日でした。
- 業務で苦労した体験は?
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生き物の飼育研究は緊張の
連続でした。嬉しかったことに通ずる点でもありますが、生き物の飼育研究は大変苦労しました。飼育設備の制約や採卵時期など、年に数回しか挑戦できないことから失敗できない状況であり、勤務も生き物に合わせた形となり大変苦労しました。そういった努力や責任感が結果的にクマエビの生産成功につながったと思っています。
神奈川県職員として働く魅力
神奈川県内の水産に係る業務に携われることが大きな魅力です。私の場合は生まれも育ちも神奈川県ですので、これまでの経験や学んできた水産に関する知識を生かして地元に貢献し続けることができる点は、私にとっての水産職の魅力であると実感しています。
神奈川県職員を目指す方への
メッセージ
神奈川県の水産行政から水産研究まで、幅広い業務に携わることができる魅力的な仕事です。魚や海や川が好きで、その知識を生かした仕事に興味がある方は、ぜひ水産職に挑戦してください!