PROJECT
INTERVIEW事業紹介
県が進めている取組について
事業担当者が魅力を語ります。
PROJECT 01
観光客の誘致促進
観光により地域が輝く
神奈川を目指して
行ってみたい、
住んでみたい、
神奈川県をつくる。
御厨 美彩紀
国際文化観光局
観光課 主事
2020年入庁
行政
キャリア
- 2020年
-
入庁
戸塚県税事務所 納税課 主事 - 2023年
- 観光課
業務内容
神奈川県の観光というと、横浜、鎌倉、箱根などを思い浮かべる方や、都会のイメージを持たれる方も多いと思いますが、神奈川の魅力はそれだけではありません。都市のほか、豊かな自然、温泉、グルメ、名産品、歴史、文化など、とても多種多様で魅力的な観光コンテンツが数多くあります。
私が所属している「国内プロモーショングループ」では、そうした多彩な魅力をどのように伝えるかを考え、施策を展開させる仕事を行っています。
私自身は、観光情報ウェブサイト「観光かながわNOW」の運営、県アンテナショップ「かながわ屋」、神奈川県指定銘菓・菓子コンクール、かながわの名産100選などを担当しています。過去には、全国旅行支援や「かながわ鉄道割」を担当していました。
1日のスケジュール
自身の役割
一事業につき主担当と副担当が数名ずつ割り当てられているため、お互いに助け合いながら、意見を出し合いつつ企画を進めます。
事業内容、予算規模、ベテラン・若手関係なく職務を任せられるため、若手も自ら企画立案を行い、幹部の前での説明が求められる機会が多くあります。
若手が発言をしやすく、アイデアを出しやすい環境なので、企画を進める中で自らの成長を感じる機会が多くあります。困っている時や忙しい時には、上司や同僚が親身にサポートしてくださるため、抱え込まず連携しながら仕事を進めることができています。
今後の展望
外出自粛が続いたコロナ禍を経て、観光需要が戻っています。その中で、行ってみたい、住んでみたいと思っていただけるような、素敵な神奈川県をつくっていくべく、県民の方々と一丸となって、進んでいきたいと考えています。
一個人としては、責任感を持って業務を進め、周りから信頼してもらえるような職員を目指して、真摯に職務に取り組みたいと考えています。
- 業務で大変だったことは?
- 企画、契約、広報等、一から事業を組み立てて行くため、学ばなければならないことや決めることが多い上、複数の事業を同時並行して進めるため、しっかりとした進捗管理が必要となり苦労しました。ただ、こうした時にも、困った時は周囲に相談したり、協力を仰いだりして、チームワークで乗り越えることができました。
- 業務でやりがいを感じた瞬間は?
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全国旅行支援や「かながわ鉄道割」など、打合せを重ねて企画し、築き上げた事業を完遂したこと、また事業を通じて、神奈川県の魅力を知ってもらえたことに対して、達成感とやりがいを感じました。
”観光”は、人を笑顔にでき、楽しかった旅の思い出は一生記憶に残ります。神奈川県で素敵な時間を過ごしていただくための施策を考える観光課の仕事は、とてもやりがいがあると思います。 - 職場の雰囲気は?
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課内のコミュニケーションが活発で、和気あいあいとした雰囲気です。
職員は仕事へのモチベーションが高く、主体的に仕事をしている方が多いと感じます。
女性の割合も高く、とても働きやすいです。(局長も課長も女性です。)
また、休暇が取りやすく、テレワークも可能です。業務が多忙な時や家庭の事情がある場合は、お互いに助け合いながら進められるため、温かい雰囲気の職場だと思います。 - 県職員として働く魅力とは!
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神奈川県は都市と自然を併せ持ち、エリアごとに特色を持っています。その神奈川県の行政職として多種多様な業務を行う中では、次々と新しい発見があります。
県庁の多岐にわたる部署を経験することで、自身の視野を広げて、様々な経験を積むことができるという環境は、とても魅力的だと感じます。
一方で、幅広い仕事があるということは同時に県に多くの課題が山積していることを表していると考えます。「当事者目線」で課題解決に向けて尽力し、魅力あふれる神奈川県にしていきたいと考えています。
PROJECT 02
相模ダムリニューアル
水道用水と電力の安定供給を図るため、
主要施設の更新等に取り組んでいます。
県民の
ライフラインを支える、
100年に1度の仕事。
有田 新平
企業局相模川水系ダム管理事務所
相模ダム建設部建設課
副技幹
2006年入庁
土木
キャリア
- 2006年
-
入庁
相模原水道営業所工務部給水課 技師 - 2008年
- 相模原水道営業所工務部配水課
- 2010年
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相模川水系ダム管理事務所
相模ダム管理所 - 2014年
- 利水課 主任技師
- 2017年
- 寒川浄水場浄水部浄水課 主査
- 2021年
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相模川水系ダム管理事務所 相模ダム
建設部建設課(2023年より副技幹)
業務内容
普段は、相模ダムリニューアル事業に係る関係機関との調整に関することや事業における土木施設の工事・委託等の設計及び工事監督などを行っています。
台風などの大雨の際にはダムからの放流のための準備やゲート操作を行います。
相模ダムはこれまで定期的な巡視、点検及び修繕を実施して適切な維持管理に努めてきましたが、完成から75年以上が経過し、設備・施設の老朽化や長年にわたる放流の影響により下流河道の侵食等が顕著となってきたので、ダム完成後初めてとなる大規模な更新事業に着手することになりました。
事業内容は、老朽化したゲートやピア(ゲートを支える柱)、ゲート開閉装置等の洪水吐きの更新及び下流河道の保護を行うものです。相模ダムは上水道の水源として神奈川県の大事な水がめの一つであり、ダムの貯水池の水位を下げて工事を行うことが難しいことから、既設ゲートを仮締切ゲートとして利用し、通常のダム運用を継続しながら更新工事を行う、全国でも類のない大規模な事業です。
1日のスケジュール
自身の役割
来年度以降の予算や課内の業務のとりまとめ、各関係機関との総合調整を行っています。
課員からの相談や業務の進め方を確認し合い、適宜課長へ報告を行い業務が円滑に進むように心がけています。
今後の展望
現在は、令和6年度からリニューアル工事が実施できるよう、発注準備をしているところです。工事は15年以上かかる長期的な事業ですので、無事に工事が発注され軌道に乗るよう支えていくことが直近の目標です。
相模ダムは神奈川県内の水需要や電力確保のため先人たちによって作られました。今後、神奈川県内に社会活動がある限り将来に渡り必要な社会インフラですので、事業を推進し、相模ダムを確実に後世へ引き継いでいくことが使命だと思っています。
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- 業務で大変だったことは?
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相模ダムリニューアル事業の工事設計は、尽力した仕事の一つです。ダムの設計は高度な技術が必要であり、設計の要所で、ダムの研究機関に設計方針を確認する必要があります。
評価を受ける中で、課題が示されることもありましたが、問題を解決し、無事に認めていただきました。設計を取りまとめるにあたり、課員が同じ目標のもと、議論し解決を図れたことは良い経験となりました。
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- 業務でやりがいを感じた瞬間は?
- 現在の担当業務では、瞬時にやりがいを感じるというよりは、一つ一つの仕事に対して真摯に取り組み、仕事の成果をもって社会貢献できるところにやりがいを感じています。私たちの仕事は、なかなかスポットライトは当たらないかもしれませんが、そこに住む方々がつつがなく日常を過ごせるために、大切な仕事であるという使命感をもって務めています。
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- 職場の雰囲気は?
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一体感が強く、課題に対しても職員同士で連携しながら対応しています。
また、オンとオフのメリハリがはっきりしており、良い緊張感の中で仕事ができる環境があります。
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- 県職員として働く魅力とは!
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土木職の観点からお話しすると、地域の生活基盤を支える社会インフラの整備、管理、運用を通して、公共の福祉の増進や防災面における安全性の向上に寄与することが大きな魅力の一つだと感じています。また、計画を立案する立場として、地域の発展や将来を考え、長期的な視点で様々な社会環境の変化等に対する課題を解決していくことは、行政の仕事の醍醐味と言えると思います。
神奈川県の仕事は、様々な職種、職務分野があり、自身が活躍できるフィールドが必ずあります。実際に、同じ職場には電気職や機械職、行政職の方々もおり、一緒に相模ダムリニューアルに向けて取り組んでいます。どの仕事でも、県民の生活や、地域社会のために働くことができ、社会への貢献を感じることができるやりがいのある仕事です。
県では、研修制度や人材育成制度が確立されており、自身が成長できる環境が整っています。また、通常の休暇の他にも、介護や子育て支援制度等の休暇制度もあり、自身のライフステージにおけるワーク・ライフ・バランスを実現できる環境があるのも魅力の一つです。