文部科学省への派遣について、語ってもらいました。
- 文部科学省での経験について
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私が派遣された、産業連携・地域支援課地域支援室(現:産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室)では、大学等の強みや特色を伸ばすため、産学官の連携も通じて、大学等の研究成果の社会実装を積極的に支援する事業を推進していました。
その中で、文部科学省で新たに創設された公募事業である「共創の場形成支援プログラム」に携わることができ、制度の企画・立案から、公募、プロジェクトの採択、その後の支援まで関わらせもらいました。
2年の派遣期間を通じて全国の都道府県へ足を運び、各都道府県で地元の国公立大学等が自治体や企業と連携して地方創生や地域課題の解決に向けて取り組んでいることについて、現地で見聞きすることができまして、非常に貴重な経験となりました。 - 派遣の経験を経て感じた神奈川県職員の魅力について
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私は県職員として企業誘致や、ベンチャーファンドの組成、医師の働き方改革などの業務に従事しましたが、業務の大半は県のみで仕事が完結するものではなく、企業や医療機関など様々なステークホルダーを巻き込む必要がありました。
その意味ではルーティン業務がなく、それぞれ利害や立場が異なる中で、県職員としてそのステークホルダーに何が貢献できるのか、どうやったら上手く仕事が進むのか考えながら仕事ができることに、非常にやりがいを感じました。
もちろんその過程では多くの課題があり、辛いと感じる時もありますが、プロジェクトが終わった時に、関わった方々から感謝してもらえたり、今後も自分に相談したいと言ってもらえた時は非常に嬉しかったです。
県職員の魅力はまさにこのステークホルダーとの近さであり、様々な方々と関わり、仕事を一緒に進められることで、自分自身の視野や見識が広まり、そしてそこで得られた成長をまた次の職場で活かせることだと思います。